英国で豆類の購入が増加、家計と健康への関心が背景に

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英国では、乾燥豆などの豆類や、豆腐、テンペなどの大豆製品の購入が増える一方、大豆ミートなど、肉に似せた加工食品の購入は減っています。食費や健康を意識した選択が背景にあるとみられます。

国際的な気候変動対策団体マドレ・ブラバが、市場調査会社ニールセンIQの販売データを分析したところ、2026年上半期の英国における豆類と大豆加工品の販売量は、前年同期比で7.3%増加しました。なかでも安価な乾燥レンズ豆は23%増え、全体の伸びをけん引しました。

オーガニック製品や瓶詰め製品など、価格帯の高い豆類も売れています。大粒の白豆、バタービーンズの缶詰・瓶詰めは、販売量が30.3%増加しました。豆の加工品を扱うブランド「ボールド・ビーン・カンパニー」や「ナバリコ」、英国の小売大手マークス&スペンサーの自社ブランドによる新商品の発売に加え、豆を使ったレシピがSNSで広まったことも、売上を押し上げたとみられます。

一方、トマトソースを使った「ベイクドビーンズ」の缶詰の販売量は1.2%減少しました。要因はソーセージ入り商品の販売減で、豆への関心の薄れではありませんでした。

大豆ミートなど、肉に似せた加工食品の販売量も4.3%減少しました。

マドレ・ブラバは報告書で、次のように述べています。

消費者が植物性たんぱく質を避けるようになったわけではありません。よりシンプルで食物繊維の多い食品へと移っています。こうした食品の価格上昇は食品全体の物価上昇より緩やかで、肉との価格差は広がっています。食品価格の上昇や家計への負担は引き続き重要な要因ですが、栄養面や健康面の利点も購入の判断を後押ししていることがうかがえます。

また、食品関連事業の変革に取り組む団体フード・ファウンデーションの担当者は、英紙ガーディアンに次のように語っています。

豆の売上が伸びていることに驚きはありません。豆は健康、持続可能性、家計のいずれにとっても良い選択です。食物繊維が豊富で、手頃な価格の健康的なたんぱく質源であり、動物性たんぱく質に比べて温室効果ガスの排出量もはるかに少ないのです。


Original article in English by Jordi Casamitjana / Japanese version by Yuko Kubo. 

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