2026年9月22日、畜産に利用される動物の保護に取り組むギリシャの新団体、リシンク・アニマルズ(REthink ANIMALS)が、国内27か所の養豚場で記録した映像や写真をもとに、養豚の実態に関する調査結果を発表しました。
「ディス・イズ・ギロス(This Is Gyros)」と題したこの取り組みは、同団体が活動開始を公表して以来、初めての大規模なキャンペーンです。畜産の実態を記録してきた豊富な経験を持つ非営利の調査報道団体、アンロックド(UNLOCKED)と共同で実施しました。
調査チームは2026年3月から5月にかけて、3時間超の映像と100枚以上の写真を収集しました。映像には、ギリシャの各地で繰り返し確認された深刻な問題が記録されており、死んだ豚が、犬や猫、鳥が近づける、覆いのない穴に放置されていたほか、重いけがや健康上の問題が見られる豚が確認されました。
映像や写真から、衛生管理や感染症の侵入・拡大を防ぐ対策が不十分であることも示唆されています。また、ふん尿や排水があふれ出し、周辺環境に広がるなど、廃棄物の管理にも重大な問題が見られました。
調査対象となった施設の一部は、欧州連合(EU)やギリシャ政府から公的資金を受けていたとみられます。
調査内容をまとめた8分間の動画は、YouTubeで公開されています]()。音声はギリシャ語で、英語とイタリア語の字幕が付いています。
リシンク・アニマルズの共同創設者で、戦略・事業開発責任者のるエリ・ストゥルナ氏は、次のように述べています。
この調査は、すでにギリシャ国内のメディアで大きく取り上げられています。今後は、欧州全体で議論されるようにしたいと考えています。国際的に注目されることは、問題に対する監視を強め、より多くのジャーナリストに調査を促し、ギリシャ当局に調査結果への正式な対応を求める圧力を生み出すうえで、特に重要だと考えています。
リシンク・アニマルズは、実態調査や市民への参加の呼びかけ、政策提言などを通じて、社会と制度の変革に取り組んでいます。アンロックドは、現代社会で特に弱い立場に置かれている人や動物、とりわけ食料生産に組み込まれている人や動物を支援する非営利団体です。
Original article in English by Jordi Casamitjana / Japanese version by Yuko Kubo.







