英国で乳製品の供給阻止行動に参加した活動家、最後の6人全員が無罪に — 抗議行動から4年

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2026年9月22日、英国で2022年に乳製品の供給を阻止する抗議行動に参加し、最後まで裁判が続いていた被告6人全員に、無罪が言い渡されました。同じ抗議行動をめぐる別の被告らへの最高裁判決を受け、英国検察庁が、有罪を立証するための証拠を提出しないと決定したことによるものです。

抗議行動は、動物保護団体アニマル・ライジング(Animal Rising)が2022年9月に実施した「ストップ・ザ・サプライ(Stop the Supply:供給を止めよう)」キャンペーンの一環でした。参加者は国内各地の乳製品配送拠点で、出入口の封鎖や牛乳輸送用のタンクローリーによじ登るなどの行動を取り、多数が「公的不法妨害(public nuisance)」の罪で起訴されました。

今回無罪となった6人については、2025年の公判で、有罪か無罪かを判断する陪審員の意見が分かれ、結論が出なかったため、改めて公判が行われる予定でした。

転機となったのは、同じキャンペーンで起訴された別の6人に対する最高裁の判断です。争点は、私道を通って出入りする民間企業の敷地での抗議行動に、公的不法妨害罪を適用できるかどうかでした。

この罪の成立には、公衆一般に認められた権利の行使の妨害が必要になります。最高裁は全員一致で、民間企業の敷地への出入りや、そこに向かって私道を通ることは、そのような権利の行使には当たらないと判断しました。このため、この事件に公的不法妨害罪は適用されないと結論づけました。

この判決を受け、検察庁は、残る6人についても証拠を提出しないと表明しました。また、仮に有罪判決が出ても、被告側には上訴する有力な根拠があると認めました。

アニマル・ライジングは、今回の結果について、私有地での平和的な直接行動に公的不法妨害罪を適用できる範囲を示す先例となり、こうした行動を取る人々への法的保護を強めるものだと述べています。


Original article in English by Jordi Casamitjana / Japanese version by Yuko Kubo. 

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